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WWDC Special Dayは前号までの紹介で終わりましたが、せっかく3年ぶりに1週間も滞在したので色々お話ししておきましょう。Apple Parkに一般の開発者が入れたのは今年が初めてですが、他のオフィスエリアは社員にVisitor登録すれば入れてもらえます。
ひとつのNewslatterにつきあげられる写真の枚数は決まっているようだったので、分割しました。ええと、続きはKeynoteのはじまりでした。開始5分まえになって、前方スクリーンがWWDCに変わります。すると、前方にTimとCraigが現れます。
前日のEarly Checkinには間に合わず、当日の朝にチェックインすることにしたので、少し早めにApple Parkへ向かいます。車を降りてからはVisiter Centerの向かい側に新設されたDeveloper Centerに陽気なApple Storeのスタッフに案内されます。まずはマスクのチェックがあり、なかったらDesigned by Apple in California と外装に印字されたマスクがもらえます。特殊な外装をしていたので、持ってないことにしてとりあえずひとつもらいました。
現在のルールでは、U.S.入国前24時間以内に陰性であることを示す必要があります。航空会社が公式に案内しているクリニックは、1回25,000円程度となかなか足元をみてるビジネスをしていますが、木下グループを利用すると格安で、しかも都民なら6月30日まで無料で検査がうけられます(パスポート番号記載の陰性証明書は別途手数料1,000円)。PCR検査と抗原検査がありますが、PCR検査は結果がわかるのに1日程度かかってしまい、24時間以内の陰性証明には向きません。U.S.入国には抗原検査(antigen test)も有効…
前号の終わりにApple Special Dayは外れたと書いたのですが、もう一回チャンスがあったみたいで復活当選しました。日本からの参加者は見渡す限りほとんどいないのだけど、数年ぶりにチケット振りかざして会場に入れるのは嬉しいですね。思えば、WWDC 17で初めて参加してからは空振りが続いたものの、try! Swiftでワークショップ開いたり、Alt Confにプロポーザル通したなんだで2019はとりあえず現地滞在はしたのでした。そして現地でCombineやらSwiftUIが発表されて現地でもくもくしていたのが…
久々にiOS Developer向けの勉強会を開催しました。ご縁があって今は3社で技術顧問をやらせていただいてまして、2年半かかわっている2社では実のある成果が出ていること、関わり始めたもう一社でも刺激になればとイベントを開いてみることにした次第です。オンラインの野良イベントで申し込み157人、参加実績104人という数字でしたが、ほとんど集客していないにも関わらず、多くの方々に参加いただきました。登壇者のみなさまには軽いノリで登壇をお願いしてしまったのでプレッシャーになってないか心配でしたが、時間をかけて丁寧に資…
先日、登大遊さんのおられるIPA(情報処理推進機構)にお邪魔しまして、けしからんインチキ研究室を見せていただきながら、ディスカッションさせていただく機会に恵まれました。そのときのことと、公開されている登さんの発言を引用しながらエンジニアにとって理想的な環境について考えてみようと思います。お話いただいた内容はこの記事にだいたいまとまっています。
apple/swift-async-algorithms が公開されました。Swift concurrencyには存在していない、combineLatestやzipのようなasynchronous sequenceを結合するオペレーター、asynchronous sequenceを拡張する関数、debounceやthrottleのような時間に関するオペレーター、まさにRxSwiftやCombine.frameworkを置き換える可能性のあるライブラリです。
3年前に出版した拙著「iOSアプリ設計パターン入門」がおかげさまで今でも好評です。当時の時代背景を踏まえても、takasekが書いた第1部の知識は全く腐ることなく、必要なものが網羅されているなと思います。
マスクありでもFace IDできるようになったiOS 15.4 beta とともにリリースされたXcode 13.3 beta がなかなか良くなりそうです。https://developer.apple.com/documentation/xcode-release-notes/xcode-13_3-release-notes特にコード補完で大量の解決済みイシューが記載されており、触ってみるのが楽しみです。先日わいわいSwiftcで発表したSwift PMのPackage Pluginの機能もバッチリ入ってました…
Xcodeの品質には一家言あると思うのですが、Visual Studio CodeでSwiftが使えるようになりました。
抱負語るのは長い乾杯の挨拶ぐらい無駄だと思っているのですが、今頭にあることを整理しておくにはちょうどいいコンテンツではあると思います。ここはわたしのメルマガなのでなんと抱負を語ることが許されています。どうぞお付き合いください。#1. 法人化するありがたいことに昨年はお仕事に恵まれて、法人化した方がよいと判断しました。法人作るのは2回目なのですが、1回目は某一般社団法人で、わたしは公証役場に行っただけでした。今回はゼロからやっています。会社設立freeeが本当に楽でいいですね。多分いろんな職を奪っていると思います。…
Swift Package Managerによってプロジェクトの作り方が変わったのが今年の大きな出来事でした。他に何使って開発してるか聞かれることが多いので、簡単に回答しようと思います。ざっと並べるとこのようになります。Swift 5iOS 15Swift Package Managerthe Composable ArchitectureSwiftUI / UIKitapple/swift-formatFirebase AuthenticationgRPC / GraphQLXcode Cloud / Bitr…
リリースされたのですが、Mac App Storeからダウンロードすると、missingPackageDescriptionModuleというエラーが出てビルドができません。WorkaroundとしてはDeveloper Websiteからダウンロードしなさい、とのことなので、Xcodesを利用してダウンロードするとよいでしょう。https://github.com/RobotsAndPencils/XcodesAppXcodesはDeveloper websiteから直接ダウンロードできて、Xcodeのバージョ…
SwiftUIで色んなアプリを作ってみましたが、とても書きやすい反面難易度は上がりました。宣言的UIというのは、オブジェクトに振る舞いを命令していくのに対し、書いたままにある、というものです。具体的に書けば、StateをUIに反映させるというのは更新処理を書かなくてもbodyや付随するViewBuilderに書いておけば勝手にScreenはアップデートされるということです。裏側にはもちろんCombineというのがいるわけですが、この難しさに向き合わずにUIをスラスラ書いていくことができるのは宣言的UIの利点と言え…
待ちに待ったXcode Cloudが使えるようになりました。ただ解放されたのがお布施個人アカウントなので業務的にはすぐ使えないんですよね。と思っていたんですけど、使えるプロジェクトがあったので簡単に設定しました。クローズドベータなのでスクショは自重しますが、どんなもんかというのをレポートします。SwiftPMとTestFlightという純Apple環境であればとてもよいです。全てがセットアップ済みなのと、署名に関してはほぼ間違いなく失敗しません。Cloud Signingによって証明書の管理も簡単です。テストと配…
graphvizを使ってSwift PMの依存関係を可視化したいなと思っていたところ、swift packageにコマンドが追加されているのを発見しました。graphvizは事前にHomebrewなどでインストールしてPATHを通しておく必要がありますが、Package.swiftがあるディレクトリで依存関係が出せるようになります。
iCloudが自動かつ無料で「iCloud+」にクラスチェンジしました。IPアドレスを非公開にするプライベートリレーの他に、メールアドレスを非公開にする機能が追加されました。SNSがどれだけ発達してもメールアドレスや電話番号は素でむき出しなんですよね…この感覚はここ数年のパスワードの自動生成で培われた気がしています。たとえばあるECで生菓子買ったとしますよね。そうすると販売元にはメールアドレスが渡るんですね。そうして彼らが販促にそのメールアドレスを利用してメールを送信するとします。するとあろうことかBCCではなく…
ふとしたときに「カイゼン」ってなんだか現状が「悪い」と捉えられがちで嫌だなぁと思いませんか?現状がそんなに悪くなくて、良いことをもっとよくするために時間を割けるはずなのに、一生懸命掘り当てた「悪いこと」、それ本当に優先度高く修正しなきゃいけないものでしょうか。(悪いことが重要度が高く見える世界であることは、「炎上」にも見てとれますよね。これは悪いことだと!義憤を振りかざすことで「悪いこと」を露見させて注目を集めるという手法です。僕はきらいです。いいことをいいね!と言い合う世界であれ。)定量化教団を信仰しているみな…
テスト通りそうなんでもうマージされそうですね。結構実現は難しいと言われていたような気がするのだけど、これはXcode 13.1に期待。