View profile

今週のゴシップニュース Weekly newsletter of 515hikaru

今週のゴシップニュース Weekly newsletter of 515hikaru
By 515hikaru(Takahiro Kojima) • Issue #9 • View online
どうも 515hikaru です。今週はなんか気が散っていてついついニュースを見てしまい消耗してしまいました。というわけで今日はゴシップ記事について外野から無責任な発言をする回にします。
まずは今週のブログ更新から。

今週のブログ更新その 1: ノートアプリ
ノートアプリの個人的栄枯盛衰とか - Diary over Finite Fields
rebuild.fm 第 300 回の Note-Taking Nirvana を聞いていて、自分もノートアプリやテキストエディタはなんかずっと行ったり来たりを繰り返しているなと思って書いた記事です。
最近はあれもそれも全部使う、みたいな方針で落ち着いています。はてなブログもある程度 Markdown で書きますが結局最後にははてなブログのエディタで微調整しますし、このニュースレターを書いている Revue も独自にエディタを持っているのでブラウザで Revue にアクセスして記事を書いています。
昔はプレインテキスト信者的なところがあったんですが、今はあまり気にしてないですね。プレインテキストでなんでもやるのは難しいしあまり生産的でもないと思うようになりました。技術記事しか書かないならいいんですが、例えばこのニュースレターのようにキュレーションをしようとするとプレインテキストでは見栄えがどうしてもよくない。でもプレインテキストでリンク先の OGP や description をいい感じに表示するのなかなか面倒で、というわけで独自記法を使う方にいまは流れています。といっても 3 年前くらいに調べたっきりだから、今は多少は簡単になっているかもですね。
dev.to のデイリーニュースレターとかはシンプルにプレインテキストにリンクが貼ってあるだけの箇条書きで、それもまた潔い気はしますが、自分はそこまで割り切れてないですね。
Rebuild A Podcast by Tatsuhiko Miyagawa. Talking about Tech, Software Development and Gadgets.
今週のブログ更新その 2: 思いつき
別れの数ばかり増えていく - Diary over Finite Fields
思いつきで 20 分くらいで書いた記事。退職者の送別会的なものに参加した後に「なんだか別れの数ばかり増えていくな」と思ったので、そのまま思ったことを書きました。最近やってなかったポエミーな感じの記事です。
意外と(当社比で)アクセスがあったようで驚いています。こういう更新はまた何か思いついたら不定期でやるつもり。
今週のゴシップその1: RMS が FSF に復帰
Richard M. Stallman(RMS) が Free Software Foundation(FSF) の理事に復帰した、というニュースが一部で話題になっています。
リチャード・ストールマン氏がフリーソフトウェア財団の理事に復帰 - ZDNet Japan
そして復帰に反発している企業や団体がちらほらとあり、声明を挙げています。筆頭に上がるのは Red Hat でしょうか。署名を集めているサイトもあります。
Red Hat statement about Richard Stallman’s return to the Free Software Foundation board
rms-open-letter.github.io
そもそも 2 年ほど前に RMS が FSF を(半ば強制される形で)辞任したニュースさえ日本ではほとんど話題になっていなかったと思います。なので、このニュースが意味するところを知らない人がほとんどではないでしょうか。ソフトウェア業界に限ってもこの件に着目している人は少数でしょう。少なくとも同僚でこの件に興味を持っている人は居ません。
自分は RMS の復帰を認める/認めないについて意見を持てるほど RMS の功績や言動について詳しくはないのでそこについてはコメントをしません。
しかしどうにも引っかかるニュースです。うまく言語化できませんが、最近 Code of Conduct とかが存在するのが当たり前になっていて「かような人はこのコミュニティでは受け入れません」とか明文化されています。一方でどんな人であっても受け入れる、というのも自由なソフトウェアの開発コミュニティにおいては重要な要素です。OSS ライセンスではユーザーや開発に参加する人を制限しない、というのが極めて重要な要件なわけで。
ひとりの開発者として自由なソフトウェアの開発に携わることと、ソフトウェアコミュニティを主導する立場は確かに別物だし、そこに求められる素質や人格は全く別物なのかもしれません。ですが、いくらコミュニティを主導する立場の人間に対しての意見だとしても、多様性を標榜する人たちが、特定の価値観を持った人を公然と追放しようとするというのはなんだか気持ちが悪いなと横から見ていて思います。
今回 RMS が FSF の代表(プレジデント)に復帰したのであればこのハレーションもわからないではないのですが、あくまで理事の一員ですし。
とはいえ、何が正しいかなんてわからない類の問題ですし本人に再度の辞任の意思はない以上、Red Hat 等の団体の経済制裁的なものが続いた状態で FSF は運営されていくのかなという気はします。
今週のゴシップその 2: LINE 社のプライバシー問題
LINE、中国に情報漏れうる実態 識者「重大事案だ」:朝日新聞デジタル
これなんですけど、個人的にはあまり大問題だと思えない状態でいます。
コンプライアンスの問題という意味では、個人情報保護法のアップデートにプライバシーポリシーがついていけてなくて、不明瞭なポリシーのまま運用してましたというのが問題なのはわかります。ただかなりテクニカルな問題で、専門家ならともかく一般ユーザーが「これは大問題だ!」とわかるタイプの事案ではないように思います。現場レベルではリスクが潜在的にある、ということを認識するのがとても難しい類の問題じゃないでしょうか。少なくとも僕が担当者だったら見逃していた(というか知識がなくて問題であると認識できなかった)でしょうし、LINE 社の中にコンプライアンスの専門家が居ないとは思えないのでチェックを通してなかったか、レビューしたけどスルーしてしまったかといったところだろうなと思います。
なんとなく中国だから騒ぎになっている雰囲気を感じるのですが、日本の事業に中国をなるべく関わらせない、という主張を強く進めてしまうと中国に支社を作らないとか、中国人を雇わないとかの人種差別へと地続きな主張のように思えて、それはとても危険な発想のように思えます。かつて中国やロシアからの雇用を停止するという判断をして問題になった会社がありましたよね、GitLab って言うんですけど。
中国には個人情報保護も通信の秘密もないので中国からのアクセスは不安だ、という見方もあるのかもしれません。その気持ち自体はわからないではないし、実際 Zoom の批判材料に使われることもありました。ですが、今回は通信や暗号化ではなく外国からのアクセスであり中国という国であることにはあまり関係がないように思います。米国ならよかったのか、韓国ならよかったのかと言うとどっこいどっこいなんじゃないかという気がします。あ、だから日本にしかデータを保持しないって話になってるのかな。
そんなわけで、なんかテクニカルなインシデントでみんな騒いでるな、という印象をこのニュースからは受けました。
終わりに
Rails の依存ライブラリが GPL になった、と言う話も少し盛り込もうかと思ったんですが僕は Rails に詳しくないのでやめておきます。誰か書いてるでしょうし。
しかし、自分の気が散っていたのもあるんでしょうが、ゴシップのひとつひとつの話題がやけに濃かったですね。ゴシップのわりに難しくて理解するのに骨が折れたし。そういう一週間だったんでしょうか。
来週は平和に過ごしたいですね。やはり情報はシャットアウトするに限るし、モンスターハンターライズを買ったので、わいわいゲームして新年度を迎えようかと思ってます。
Did you enjoy this issue?
515hikaru(Takahiro Kojima)

主にテクノロジーに関するニュースを、一開発者の視点から紹介していくニュースレターです。

If you don't want these updates anymore, please unsubscribe here.
If you were forwarded this newsletter and you like it, you can subscribe here.
Powered by Revue